セールホイストが超ラクに!

レールの素材はUHMWPE*!セールがスルスル揚がるようになり、ハリヤードをリリースすれば「落ちて」くるような勢いでセールを降ろせます。
メインセールからの荷重を制御!
丈夫な金属製スライダーシステムでフルバテン仕様のメインセールからの大きな荷重をハンドリングします
オール・イン・ワンパッケージ
お求め頂いたレール(19.8mまで継ぎ目なしで作れます)の長さに応じて、スライダーなどの必要部材が付属するので無駄なく迷わずお求め頂けます。
お求めは10cm刻み!
レールは10cm刻みでの販売なので、ほぼ過不足なく必要な分だけをお求め頂けます。実はこれ、メーカーの販売単位より小刻みな弊社独自のサービスです!
簡単計測で最適なモデルを選定
モデル選定に必要な計測をご自身で行って頂くことで出張費、計測費をかけずにモデル選定!専用計測ツールと計測フォームをご用意しております。
デッキ上から簡単設置
マストの溝にレールを挿入して設置するので高所作業は不要なほか、多くの場合はマストへの穴開け加工すら必要ありません。
レール素材の「UHMWPE」ってどんなもの?
日本語では「超高分子量ポリエチレン」と呼ばれるものです
商標化されている名称としては「ダイニーマ(※)」で知られる高強度素材です。高い破断強度と寸法安定性からマリンではロープの芯材などによく用いられますが、この素材のスゴイところはそれだけではありません。ストロングトラックの性能の基盤とも言える素材なので、ここれはUHMWPEについて少しだけ深堀りします。※Dyneemaは開発元であるオランダのDSM社(2022年米国のAvitentが買収)の登録商標です。本レールの素材は「ダイニーマ」ではありませんが、工業的には同じ素材で出来ています。
凄POINT1:超滑ります
UHMWPEは自己潤滑性を持った素材で、大きな摩擦が生じ、かつグリスアップ出来ないような箇所に使用されます。その摩擦係数はわずか0.11〜0.17です。「目玉焼きペロン」のテフロンで0.05(全固体中最小)程度、雪面とスキー板との摩擦が0.08程度なので、UHMWPEの「滑りやすさ」がお分かり頂けるでしょう。これが「セールホイストが格段に楽になり、ハリヤードリリース時はセールが落ちてくる」所以です。
凄POINT1:耐候性・耐久性に優れます
UHMWPEは摩耗にも強く、スライダーとの摩擦はもちろん、砂や塩の結晶との摩擦にもよく耐えます。素材が低摩擦でも傷ついて粗面化してしまったら台無しですが、ストロングトラックはそういう心配も最小限に抑えられます。紫外線耐久性にも優れ、非吸水性なので、樹脂素材ながら屋外&直射日光下でも長い耐用年数を誇ります。さらに、UHMWPEの耐衝撃性は樹脂にカテゴライズされる全素材中最高値を誇ります。
ストロングトラック設置をご検討のお客様へ
ストロングトラックは、基本的には「レールを買えば全部ついてくる」パッケージですが、実際の設置に際し必要となる追加費用と、前述の計測についてご案内致します。なお、もしお船に2006年以前に設置された可能性のあるストロングトラックをお持ちの際は、下部の記載をまずはご確認ください。
【必要部材等と費用】
トラック(レール)ご購入費用
10cm刻みで、原則として「トラックのみ」お求めください。スライダーやラフボックス、その他必要部材は必要数量が付属します。
◯代表的なボートのP値
・YAMAHA 30C:10.0m(¥162,000-)
・Okazaki 34:11.6m(¥187,920-)
・Beneteau40.7:14.9m(¥241,380-)
※ P値が上記以上の場合本製品は非推奨です。
セール改造費
専用スライダーなどをセールに固定する改造が必要ですが、弊社にて承ります。以下の価格はセール自体の状態が良い場合の参考金額です(お見積りします)。
◯セール改造費用
・スライダー仕様のセール:9,900円
・ボルトロープ仕様(~32ft):15,000円
・ボルトロープ仕様(32ft~):20,000円
※ バテンポケット改造別途17,500円〜
お届けは「大型送料」
大型送料はお荷物の荷姿とお届け先によって運送業者っより都度実費のお見積りとなっております。セール改造のお見積り時に併せてご案内させていただきます。
【マストの計測】
トラック(レール)をマストグルーブ(溝)に挿入するという特性上、マストグルーブの溝幅と溝フチの厚さ、その他マストの各部位の事前計測が必要となります。この計測により、トラック全長の決定、固定作業が問題なく行えるかなどの確認も併せて行います。計測は所要時間10分程度のごく簡単なものですので、弊社スタッフが計測にお伺いすると発生してしまう出張費のご負担を避けるためにも、お客様に計測のご協力をお願い致しております。上記動画にて実際の計測および取り付けの様子をご覧頂けます。計測に際しましては必要なツール、計測フォームおよび計測のご案内をお送り致します。
STEP1:マストタイプの選定
マストグルーブのタイプは大きく下記3つに分かれます。それぞれ計測箇所や計測要領が異なりますので、まずはご自身のマストグルーブがどのタイプに当てはまるかをご確認ください。(トラック寸法:全長≦約19.8m / 幅=約36mm / 厚み=約17mm)
セールトラックのタイプと計測ツール
内付け(フラット)
内付け(ラウンド)
外付け
溝幅計測ディスク
フラット溝用ディスク
ラウンド溝用ディスク
STEP2:グルーブ幅(計測フォームA or F)の計測
内付け用マストの場合はA〜Rの記号が振られた少し大きなディスクを使用します。突起をマストグルーブに差し込み、左右の隙間がなく(左右に動かしてみてガタツキがない)、かつ上下方向へのスライドがスムーズに行える突起をご選定ください。外付け用マストの場合は計測ディスクを用いず、マストフルーブの全幅をご計測ください(ステップ4のF参照)。
良い例(フラット)
悪い例(フラット)
良い例(ラウンド)
悪い例(ラウンド)
STEP3:リップ厚(計測フォームB)の計測
内付け用マストでのみ必要となる計測箇所です。STEP1が「フラット」の場合は1〜10、「ラウンド」の場合は11〜17の番号が振られたディスクをそれぞれ使用します。鍵を回す要領でディスクを縦向きに差し込み、90度回して最も前後に「ガタ」が無い番号をお選びください。このステップでは溝の幅にご留意頂く必要はございません。ご注意:悪い例(ラウンド)では突起が短すぎるため、この状態でも前後のガタは発生しないものの、もっと長い突起をお試し頂く必要があります。
良い例(フラット)
悪い例(フラット)
良い例(ラウンド)
悪い例(ラウンド)
STEP4:マストの各部寸法とトラック全長の計測
図をご覧ください。ここまでのステップでA、B(内付け)またはF(外付け)の計測は完了しています。最後にグルーブ全長(CまたはG)およびD、E(内付けのみ)の計測を行って下さい。各計測箇所の計測要領は下記の通りです。
A or F:グルーブの幅(共通)
STEP2にて計測済み。
B:リップの厚み(内付けのみ)
STEP3にて計測済み
C or G:グルーブ全長(共通)
巻き尺をメインハリヤードで引き上げて計測します。
D:マストゲートの長さ(内付けのみ)
最低76mmが必要となり、不足の際は切り広げるなどの加工が必要になる場合がございます。
E:マストゲート上端からグースネックまでの長さ内付けのみ)
最低250mmが必要となり、不足の際はやはり切り広げるなどの加工が必要になる場合がございます。
単体追加部材
ここまでご案内させて頂きました通り、ストロングトラックの新設に際しては原則として追加部材単体のお求めは必要ございません。また、以下のパーツは弊社にて定番在庫を致しておりませんが、ご入用の際はお取り寄せ致しますのでお申し付けください。
【大型ボート用のヘッドボードスライダー】
メインセールサイズが46.5m2を超えるカタマラン、65m2を超えるモノハル艇のためのヘッドボードスライダーです。ワイドなヘッドや大きなローチを持ったセールにも対応可能です。また、標準のヘッドボードスライダーではスライダーがトラックから外れてしまう場合にもこのヘッドボードスライダーをお試しください。また、これらのスライダーはマストヘッドシーブがグルーブから離れている構造のセールや、ヘッドクレーンを使用している場合(セールが後方に引っ張られるためスライダーが外れてしまいやすい)にも効果的です。マストヘッドスライダーが脱落するトラブルが発生する場合は、これ以外にも様々な対処法が考えられますのでまずはご相談ください。
SH900 ヘッドボードカーアセンブリ
SH910 ヘッドボードカーアセンブリ
SH920 ヘッドボードカーアセンブリ
SH930 ヘッドボードカーアセンブリ
2006年以前に設置のストロングトラックをお使いの方へ
本品は2006年7月1日に製造法変更に伴い、いわゆる「新旧」が存在する状態になっております。それぞれ若干ながらトラック、スライダーの形状が異なっており互換性がございません。ススライダーの追加、トラックお買い替えのいずれにおきましても既設品の設置時期を確認させて頂く必要がございます。当該時期以前の製品をお使いの場合は本ページ下部の注意事項をご参照ください。
新たにトラックをお求めの場合
お持ちのセールにスライダーがついている場合でもスライダーの交換が必要となります。トラックをお求めになる際はスライダーが付属しますので部材費はかかりませんが、セールの改造が必要となる旨あらかじめご了承ください。
スライダーのみをお求めの場合
必ず事前にご相談ください。上記日付以前のトラックには現在弊社にて販売致しておりますスライダーは適合致しません。2006年以前のものは型番に「SM」の記載が、2006年以降のものは型番にSSの記載があります。
Q: どうして2種類のスライダーあるのですか
A: 上記時点で製造方法が変更されたためです
上記日付まではトラックを手作業で成型しておりましたが、それ以降は機械による成型に切り替わっております。この製造方法変更に伴い、現在のトラックには2006年以前のスライダーは適合しなくなっています。
Q: 古いのは古いけど設置時期なんか分からないよ
A: シリアル番号でご確認頂けます
44229番までが旧トラック:スライダー「SM」が適合
44230番以降が新トラック:スライダー「SS」が適合
実物の寸法で確認する(非推奨)
以下の各部寸法をご参照頂き、お手元の製品を実測頂くことで新旧を確認出来る場合がございます。しかしながら、弊社に持ち込まれた旧型とわかっているトラックのスロット幅を測ってみたところ、9.7mm近くになっていた事例がございます(経年劣化による変形と考えられます)。可能な限りシリアル番号での確定的なご確認をおすすめ致します。
【お届けについて】
▼発送時期
取り扱い製品の性質ごとに発送条件が異なります。なお、いずれの場合も納期の確約は致しておりません。万が一商品到着の遅延に起因する二次的な損害が生じた場合も弊社は関知致しません。予めご了承ください。
▼店頭在庫品
15時までにご注文頂いた商品は即日発送致します。お振込、お振替、コンビニ決済をご利用の際は15時の時点でご入金の確認が出来たものに限ります。弊社休業日にご注文頂いた商品につきましては翌営業日の発送となります。
▼カスタム品・オーダーメイド品
ご注文受付の際に納期をご案内致します。
▼取寄せ品・在庫切れの商品
入荷時にご案内を差し上げます。弊社では全ての取り扱い商品について在庫保証を致しません。また、お取り寄せの場合の納期保証も致しません。予めご了承ください。
【キャンセル・返品について】
▼ご注文の追加・変更とキャンセル
加工、切断を必要としない商品につきましては、発送前であれば無条件で追加・変更、キャンセルを承ります。切り売りロープ、切り売り生地製品等は発送前であっても裁断、切断後のキャンセルはお受け付け出来ません。切り売り商品のご注文変更、キャンセルをご希望の際は可能な限りお早めにご連絡ください。
▼クレジットカード決済の追加、変更とキャンセル
クレジットカードでお支払い頂いたご注文につきましては、キャンセルのみお受け付けが可能でございます。ご注文の追加や変更、複数に分けて頂戴したご注文の合算、部分的なキャンセル等は致しかねますので予めご了承ください。なお、頂戴したご注文全体をキャンセルし、改めてご注文を頂くことで変更等に対応させて頂くことは可能でございます。
▼カスタム/オーダーメンド品について
スプライス、スウェージングなどの加工を要する製品につきましては、ご注文確定後の変更、キャンセルは出来ません。また、お客様都合によるご返品も一切お受付致しません。予めご了承ください。
▼初期不良保障期間
弊社では商品到着後7日間の初期不良保障期間を設けております。この期間内にお届けした商品をご確認頂き、製品に初期不良が認められた場合は同一商品のご提供または商品代金、送料、各種手数料を含む決済金額の全額を保障致します。
▼ご返品・ご返金
商品お届けから30日以内であればお客様都合であっても交換、ご返品、ご返金をお受け付け致します。なお、ご返金の対象は商品代金のみとさせて頂き、ご返品の際の送料はご負担頂いております。また、クレジットカード決済の場合はご返金にお時間がかかる場合がございます。ご返金は原則として電信にて対応させて頂きますのでご希望の口座をご指定ください。交換、ご返品、ご返金の受付には条件がございます。詳しくは「お取引条件と免責事項」をご覧ください。