GPSプロッターの画面を手元で確認!
Resources - Raymarineアプリの接続方法
Axiomシリーズなど、Wi-Fiモジュールを搭載したGPSプロッターの画面は専用アプリを用いてタブレットにミラーリングすることが出来ます。また、ミラーリングしたタブレット側からのタップ操作でGPSプロッターをリモート操作することも可能です。クルーが誰彼構わずGPSプロッターを操作したり、タブレットから意図せず誤操作してしまうことがないよう、操作機能のないアプリを使い分けるといったことも出来ます。
2021年10月現在のアプリ動向
従来のRayView、RayControlアプリに加え、海図のアップデートや複数のGPSとの接続を簡単に切り替えられるRayConnectアプリもご利用いただけます。新型アプリは確かに高機能ですが、アプリ起動時はログインのためにインターネット環境を要する点、GPSプロッターとの共有画面が全画面表示ではなく、誤タップで共有画面を閉じてしまう場合がある点、弊社における動作確認ではアプリが意図せず終了してしまうケースが見られた点などから、弊社では依然従来型のアプリを推奨致しております。
全てのアプリはタブレット専用です
GPSプロッターのミラーリングアプリはいずれもタブレットでのみご利用頂けます。最低でも7インチあるプロッター画面上の表示は、スマホサイズの画面に表示することを想定して設計されておらず、小さなスマホでは必要な情報が十分確認できなかったり、誤操作の原因となるなどして危険であるとメーカーが判断しておるためです。弊社での動作確認におきましても、アプリそのもののインストールおよびWi-Fi設定による接続対象のプロッター認識までは出来ても、実際には接続出来ずエラーとなることを確認致しております。
タブレットとAxiomの接続
ここではRayView、RayControlのご使用を前提として接続手順をご説明します。Axiom側、タブレット側の両方でWi-Fi接続が必要となります。なお、RayView、RayControlのご使用に関しましてはインターネット環境が一切なくとも問題ございません(各画像はクリック/タップで拡大します。システムアップデートなどにより画面レイアウトや表示文言等が変更される可能性があります)。
Axiom側の設定
タブレット側の設定
Wi-Fi接続式レーダーとの干渉
RaymarineのGPSプロッターのうち、a、c、e、gS、シリーズおよびAxiomは、レーダーとの接続がWi-Fiで行われている場合他の機器とのWi-Fi接続が行えなくなります。このことを示す警告文がレーダー伝送開始時に表示されるほか、モバイルアプリとの接続設定(上記)中にもレーダーに影響が出る旨のメッセージが表示されます。しかしながら、レーダーとモバイルアプリが同時に使えない訳ではありませんのでご安心ください。上記のモバイルアプリ接続設定、およびレーダー側の設定(Wi-Fi接続の場合、レーダーに同梱のSSIDおよびパスワードをAxiomに入力する必要があります)を個々に完了頂いた上で、モバイルアプリとAxiomとの接続を先に行って頂ければ問題なく同時接続が可能です。レーダーが先に動いてしまっている場合は、一旦伝送を中断(スタンバイ)して頂き、モバイルアプリをAxiomにWi-Fi接続した後レーダーの伝送を再開すれば両方を接続できます。(2021年10月、Axiom、Quantumレーダー、RayControlアプリ&iPadの実機にて動作確認済み。)なお、eSシリーズおよびAxiomPROにはこのような制限はございません。