1. 🚤 走行性(操船性・凌波性)の比較
両モデルは、船体設計の思想が異なり、それぞれ特化した走行特性を持っています。
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両モデルは、船体設計の思想が異なり、それぞれ特化した走行特性を持っています。
Perform Rは、「ディープVハル」と「高く反り上がったバウ」が特徴的な、機動性重視の高性能モデルです。
波除け性能:高いバウが物理的に波を避け、風で超えてくるスプレーをほとんど抑えるため、濡れにくさに優れます。スプレーに悩まされることなく、荒れた海面でも作業に集中しやすい高い防御力を持ちます。
操船性:スターン部分に向かってVの角度が浅くなっているためプレーニング状態での安定性が高く、高速での運転性能は優れています。低速時は、プレーニングからスピードダウン時にバウが水面に引っかかりながら曲がる(FF車のような挙動)ため、細やかな操舵が可能です。
注意点:定員上限(7人)まで乗船しバウ側に荷重が集中すると、バウ部分の接水面積が小さい関係でバウが突っ込みやすくなり、安定を保つにはドライバーの高度なテクニックが求められます。また、その高いバウ形状で前方に死角があるため近傍(特にOP級などの小型艇)の視認性が悪くなることは、『Keep dry』の特性とのトレードオフな点となっております。
RIB-XS 585は、コーチング用途に特化したバランス重視の設計です。
走行安定性:「ディープVハル」による高い波切り性能を確保しつつ、船底に「広く張り出したチャイン」を持つことで、走行安定性を高めています。このチャインの影響で、船尾が滑りにくく(FR車のような安定感)、小さい半径での正確な操舵が容易です。
乗り心地:大きく張り出したチャインが水面を叩くことで生じるパンチングが少なく、少人数から定員上限近くまで乗っても操舵性に大きな変化が出ないため、常に一貫した安定した走行が可能です。ただし、ビーム(船幅)が細い設計のため、停止時や低速時にはPerform Rに比べて若干ロールしやすい傾向があります。
視認性:バウの反り上がりが緩やかなため、「前方視界が広く確保」されており、背の低いドライバーでも近場の船をウォッチしやすいという、コーチング艇として非常に重要な安全上のメリットを持っています。
両モデルは、船体設計の思想が異なり、それぞれ特化した走行特性を持っています。
| 項目 | RIB-SPI Perform R (高性能チェイス型) | RIB-XS RIBS COACH 585 (安定コーチ型) |
| ストレージ | 大型(バウロッカー、コンソール、ジョッキーシート内) | 小型(ストレージスペースが少ない) |
| デッキスペース | 備品収納に優れるが、作業スペースは限定的 | フラットスペースが多く、備品を直置きしやすい |
| マークブイ積載 | 小さいSサイズブイが2個程度 | Mサイズブイが2個程度積載可能 |
豊富な収納:バウロッカー、コンソール、ジョッキーシート内に十分なサイズのストレージが設けられており、アンカーやフェンダーなどの備品を船内に効率よく格納できます。デッキ上に荷物が散らばりにくいため、整理整頓された状態を保ちやすいです。
トーイングポスト:備え付けのトーイングポストは、曳航準備の際に視線を落とさずに作業でき、ハンドルへのアクセスも容易なため、緊急時の対応や曳航作業の効率を大幅に向上させます。
乗船スペース:定員は7人ですが、チューブの形状からコンソールよりバウ側はデッキとチューブの高さが高くなり、チューブに座る場合はコンソールより後方が適しています。しかし、その配置だと船尾に荷重が集中しやすくなり、走り出しのバウアップが増す点には注意が必要です。
XS-585は、デッキの使い勝手と広さを優先した設計です。
フラットスペース:デッキにフラットなスペースが多く確保されているため、クーラーボックスやケースなどの備品を直置きして使用・アクセスしやすいという利点があります。
積載能力:運転席後方のスペースが大きめに設計されており、Mサイズのマークブイ2個を積載できるなど、レース運営に必要な機材の運搬能力に優れます。
注意点:一方で、備え付けのストレージスペースが少ないため、備品を格納するためには別途防水ケースなどを用意する必要があります。

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